ヤマハ水冷スクーターの罠!!!!
VOX、ビーノ、ジョグの3車種のエンジンは基本同じもので構成されています。
このエンジンは耐久性にも高い信頼性があり長年台湾で生産し販売されて来ました。
地球上の化石燃料エンジンの殆どが水冷エンジンです。
水冷エンジンは高耐久性、静粛性、低排気ガス、といい所ばかり。
でもそんなエンジンでも欠点は必ずあります。
それはウォーターポンプです。
走行距離が伸びれば確立は増えますが、ショチュウ壊れるものではありません。
これからお見せしていく写真はヤマハビーノのウォーターポンプの交換工程です。
ウォーターポンプは進行方向向かって左のシートの下にあります。
3本のねじと4本の水道ホースでつながっています。
表はこんな一塊のアルミパーツです。
でも裏を見れば
こんな感じ・・・・・
ドロッとした液体はオイルと水が完全に混ざり合ったもの。
よく言う仲の悪いものどうしの例えで「水と油」といわれますが実は混ざり合うんです!!
早速、部品をばらして行きます。
胴体を輪切り?二つに分けると左がエンジン側のインペラと言う水を送るポンプがついていて右はラジエータへ水を送る部屋です。
エンジンオイルが入らないように仕切ったオイルシールとベアリング
水を送るインペラ、左は新品です。
シャフトの黒い筋がシールのリップと言われる部分に接触している箇所。
ここから水漏れが発生します。
新しいオイルシールを圧入
新しいベアリングを圧入
新しいインペラを取り付け
一つの部品が完成!
エンジン側です。
取り付けし、ラジエター水(LLC)を入れる前にオイルまみれのラジエターを洗浄し新しい(LLC)を入れ完成・・・・ではなく
エンジンオイルを入れしばらく始動したまま放置。
30分ほどエンジンを掛けっぱなし(最近はエンジンを点けっぱなしと言う?)
ラジエターキャップから水量を点検、気泡が出ないかの確認後再度オイルを抜き変えて完成です!!
ヤマハの水冷エンジンのスクーターに乗ってる方、メーターパネルの水温インジケーターが赤く点灯したらすぐに教えてね。